雨漏り改修

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雨漏り.jpg

この写真は増築した階段室(写真右)の雨漏り修理依頼のときのものです。この写真だけでも怪しい部分は数か所考えられるのですが依頼者からのヒアリングの結果や雨染みの場所から外壁に張った金属サイディングに設けられた目地が原因と推測できました。改善策としては目地をシーリングすればいいのですが完璧に施工しないと以前よりも悪化することもあるので施工は慎重におこないます。

雨漏り1.jpg

目地部分の拡大写真です。けらば部分(グレーの部分)に壁材が差し込まれていますが目地部分に少しだけシーリング材が充填されているのが見えます。後施工でここだけシールすると上下の壁パネルのかみ合わせ部分(目地)の奥までシールされていないので強風を伴った強い雨になるとシーリング部分の隙間から雨水が入り込みます。解体などをしないで止水するには目地部分に雨水が入らないようにするのですが前記したように完璧に行う必要があります。施工後は台風シーズンが過ぎるまでは様子をみます。

雨どい2.jpg

上の写真は同じ現場ですが以前のリフォーム工事で屋根を既存の瓦屋根に新しい屋根材をかぶせて屋根リフォームをしているのですが屋根材をかぶせたことで屋根先が前に出てきたので雨どいが役割を果たしていません。これでは雨水が雨どいを越えて下に落ちてしまいます。

雨どい.jpg

そこで、樋受け金物を交換して改善しました。屋根を直したときに本来ならば施工者が気が付くべきポイントだと思うのですが...。リフォームを依頼するときには価格だけで比較せずに詳細になにが含まれているかをよく検討して説明をしてもらってください。この説明を省いて契約を進めようとする業者には注意が必要かもしれません。

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このページは、管理人が2009年6月 6日 14:50に書いたブログ記事です。

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