夏休み明け一番の工事は浴室ドアの改修です。
通常の浴室ドア幅より1.5倍位幅があるのが写真でも判ると思いますがもとはこの幅で片側のみ吊り元があり二枚の建具が折りたたみできる開き戸で、クロゼットの折れ戸みたいにレールがないので浴室側にたたんだ建具が広がってしまうこともあり危険な部分もありました。工事前の写真を撮り忘れたのですがこの開口部を生かしたまま一般的な折れ戸のように既存の建具を利用して改修します。木製建具なので一部傷んでいる部分を補修しつつ幅を調整します。枠のほうは建具と同様に傷んだ部分を補修してアルミの専用ガイドレールを設置します。
専用アルミレールに調整した建具を吊りこみます。重い建具なので鴨居が下がらないように補強をすることも忘れないようにします。新しいアルミ製ドアを取り付ける方法もあります。その場合には3本引き浴室引き戸を既存の枠寸法で製作してはめ込む方法もありますが有効開口幅が狭くなるので予算とオーナーの希望で判断することになります。
今回は折れ戸を繋ぐ丁番はクロゼットドアと共通のものを利用しましたが、扉を閉めた時に丁番が見えなくなる彫りこみ式の丁番もあります。浴室という状況を考えてあえてシンプルなものを採用しました。
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